洋室の床材として使われているフローリングには、大きく分けて、合板のものと無垢のものがあります。
合板と無垢、何が違うの?ここでは、その違いについてご紹介いたします。
◆ 無垢とは?合板とは?
「合板」とは、複数のべ二アを接着剤を使って貼リ合わせ表面に天然木の薄板を貼りつけたものをいいます。表面の化粧天然木は一般的には、0.3mm ? 2mm です。
一方「無垢」とは、混じりもののない純粋ということを意味します。
その名のとおり、天然木から取り出された単層板でつくられたものをいいます。
◆ 無垢フローリングの特徴
無垢のフローリングはもちろん木そのものの素材の特徴を兼ね備えており、床として施工された後も空気中の水分の吸収・排出を繰り返しています。湿気の多い夏は余分な湿気を吸収し、素足で歩いてもさらっと快適に、乾燥しがちな冬は水分を排出し、静電気の発生を抑えてくれるなどの効果もあります。
また、木材は多<の空気を含みますので断熱性も高く冬でも床面のヒヤッとした感覚は感じにくいです。
反面、その優れた調湿作用によって素材自体が伸縮しますので、板の反りや板間の隙間ができたりする時もありますし、傷つきやすく汚れやすい、自然素材であるがゆえ色や柄(木目)にばらつきがある、などのデメリットもあります。一方、自然素材が持つこのような狂いやばらつきなどの欠点を解決するために加エ、製品化されたものが合板です。
◆ 無垢フローリングとの暮らし
皆様にも是非、自然素材の持つ温かみや、このようなメリットを暮らしの中に取り入れていただきたいと思いますが、同時にデメリットも受け入れてあげましよう。
少々 の傷や汚れ、色合いの変化も味わいとして、おおらかに付き合っていけるといいですね。